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0-1-05.ワーマンのLATCH (その1)

5つのアプローチは、情報の組織化の際にチェックリストとして利用できる

リチャード・S. ワーマンが提唱する「情報の組織化手法」のLATCHを紹介する。(※1)
LATCHとは、Location, Alphabet, Time, Category, Hierarchyの頭文字を並べたものであり、情報の組織化の方法は全てこれらのどれ かに当てはまるという。彼はその著書の中で「犬」の分類方法を例としてあげているが、ここでは「PCのファイルエクスプローラー」をモチーフにしてみたい。

    上記の例を見ていただければ、詳細な説明は不要であろうが、私はHierarchyの部分に少し違和感を感じる。Hierarchyという言葉は、優劣や上下関係のイメージを持っているが、ここでの用法はある視点から見た情報の数値属性をソートする 事を指している。実際、ワーマンは以前の著書(※2)では、Continuum(連続体)と書いているが、彼は、手法説明の正確性よりもLATCH(留め金)というキーワードの覚え易さを優先したと考えられる。LATCHは、情報の組織化の際にチェックリストとして利用してこそ意味があり、新たな視点は、新たな意味、新たな関係の発見に役立つはずである。
【参考資料】
※1:それは「情報」ではない/無情報爆発時代 (リチャード・S. ワーマン/金井哲夫訳)
※2:情報選択の時代 (リチャード・S. ワーマン/松岡正剛訳)