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0-1-02. そのGUIは手段なのか、目的なのか?

アプリケーションによって、その度合いは変化する。

図の左側の人物(ATMで入出金を行いたい)にとって、GUIは透明であるべきである。何一つ悩む事無く、自然に操作ができて、
タスクを達成できた・・・その様な時に、ユーザーはGUIに対して何の印象も持たない。「大いなる平凡」である。
かたや、右側の人物にとっては、ゲームのインターフェイスや音声を楽しむ事が目的であり、ゲームの価値は画面デザインにより
大きく左右される。そして、ATM(手段)とゲーム(目的)の間には、多くの機器が存在している。
「私は、絵文字が気に入ったから、この携帯電話が欲しい!」と女子高生が言う場合は、GUIは手段ではなく、目的と化している。
画面デザインを行う際は、その機器に対するユーザーの期待内容を理解する事が大切である。